三十路の図書委員、本棚から覗くモテ世界

30歳、独身、彼女なし。ややイケメン。この「やや」がやっかいだ。昨今、読書男子がモテるというけれど、クラスではドッチボールのうまい男子がモテていた。そんなこと小学生時代からわかってた。

『さまよう刃』~乳の真下にウエスト部分~

 女の子が家に泊まることになった。夜遅くまで遊んでいて急遽泊まることになったので彼女には着替えはない。

 一緒に居ても何も起こらない親友の女の子ではない。むしろ何かありそうな感じだ。もちろん“彼女”はいない。私は女の子にTシャツと短パンを渡した。

 女の子がお風呂に入っているあいだ、私は正座をしながら考える。

 その①、このあと彼女がお風呂から上がって、「うち布団一つしかないから俺床に寝るよ」となって「いやいや悪いよ」というのが2回くらい続いて、結局一緒にねておみだら。

 その②、「うち布団一つしかないから俺床にねよっか?」→「いっしょでいいじゃん」→おみだら。

 その③、もう大人なのだし、普通に布団にはいっておみだら。

 その④、おみだら

 どの角度から見てもおみだらしかない。というか、今日の女の子の雰囲気的に完全にOKだぞ。長かった。このブログ、89回書いてきたけど、おみだらまでが長かったよー。

 お風呂から上がったらしい女の子が部屋のドアを開けて入ってくる。ぬおっ、なま足、なま足やないかー。やっぱホットパンツくらい短い女子の短パン姿はかわいいな。と思ったところで私の自意識が邪魔をする。

 おかしい。女の子に渡した短パンは私がたまに履くやつだ。175センチの私が履いて、短パンの裾で膝小僧が半分隠れるくらい長いやつだ。

 女の子はどう高く見ても158センチはない、せいぜい155センチくらいだろう。なのに今、彼女の短パンの裾はまた下15センチくらいだ。と、いうことはだ。短パンのウエスト部分はほぼ胸のあたりまできてるんじゃないか? だからたとえばこれから布団に入って彼女の上着を脱がせたとしたら、私は間違いなくこれを目撃することになるはずだ。

 ※女の子だとなまなましいからおっさんで図にしよう。これだ。

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 間違いない、女の子の短パンは今こんな感じになっている。駄目だ、その姿は見たくない。

 私は「は? 泊まったのに手を出してこない気? チキン野郎。この、ドちんぽ野郎」と女の子に頭の中でののしられているんだろうなと思いながら、朝まで床ですごした。

 でも眠れなかった。むらむらとは別の理由で眠れなかった。女の子よ、なぜなま足を優先した。乳の真下にウエスト部分がきてしまうより優先順位は低かろうに。

 これだけ眠れなかったのは、小説『さまよう刃』を夜12時から読み始めて面白すぎて朝の6時までぶっつづけで読んでしまったとき以来だ。

 とびっきり面白いが、結構苦しいし、かわいそうすぎると思うひとがたくさんいそうなので、読むときはご注意を。

 いや、そんなことよりも、我が「さまよえる刃」はどうやっておさめればいいのだろうか。

 ただ一つはっきりしていることは、面白くない下ネタは、とにかく気持ちが悪いということだけだ。

 

 

さまよう刃東野圭吾/著 2009年映画化