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三十路の図書委員、本棚から覗くモテ世界

30歳、独身、彼女なし。ややイケメン。この「やや」がやっかいだ。昨今、読書男子がモテるというけれど、クラスではドッチボールのうまい男子がモテていた。そんなこと小学生時代からわかってた。

【おすすめ映画④】アメリカよ、これが日本だ!

 アメリカ大使館が、日本の大人気ドラマのエンディングで流れるダンス(逃げ恥ダンス)を踊り、YouTubeに投稿した。

 私が「さすがアメリカは洒落てんなー」と言うと、友人が「今から日本が同じことをしても二番煎じになるからダメかもね。最初にやるから意味があるのであって」と続ける。

 確かに。そしてたとえばアメリカで流行っているドラマのダンスを、日本大使館が投稿したとしても、「さすが日本人、スーパーすげー」とはならない。せいぜい「一緒に盛り上がってくれているのね」位だろう。かっこよさの勝負どころが違うのだ、と私が言うと、友人がうまいことを言った。

「日本的なかっこよさってのは、『陥没した道路をわずか数日で復旧させる』とかそういう所だよな」 

「あるいは崩れた高速道路が3日で開通したり?」

「そうそう、そこでCool Japanって言われるんだよ。こっちとしては――もちろん並々ならぬ努力はしているんだろうけど――そこまで驚くことではないんだけどね。海外の人にとっては『なんてこった、俺たちの国は何か月も工事しているっていうのに。日本人スーパーすげー』ってことなんだろうね」

 私たちはきっと、スーパーマンみたいなヒーローではなく、名もなき勇者たち(アンサングヒーロー)の物語が大好きなのだ。

 日本では、何人かで協力して20分位かけ1匹のモンスターを倒すゲームが流行ったが、海外の人は、一発の攻撃で沢山のモンスターを倒した方がスカッとするようだ。海外映画(主にアメリカ)では派手さが好まれ、私たちはコツコツ何かを達成するものを好む傾向がある。

 そんな、私たちの大好物のみを凝縮した映画がある。『シン・ゴジラ』だ。この映画には日本人的なかっこ良さが全てつまっている。飛びぬけたヒーローはいない。誰かが、どこかで、それぞれ精一杯の努力をして困難に立ち向かう。燃える情熱ではない。あくまで静かな情熱を心に秘め、粛々と自分にできることを体現していく。まさに「名もなき勇者たち(アンサングヒーロー)」の物語なのだ。

 この映画の感想に「普通だった」は存在しない。「面白かった」か「つまらなかった」のどちらかだ。観終わった後、あなたはどちらの感想だろうか。

 知り合いの女の子はこの映画を3回観に行ったと聞く。私はまだ1回だけだが、このブログを書き終わったら2回目を観に行くつもりだ。女の子に「2回目みたよー」と電話する口実を作るために。

 

シン・ゴジラ』2016年公開の日本映画

すみません!今回のみ割と主張が強めでした(;´д`)読んでいた方ありがとうございます。


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