三十路の図書委員、本棚から覗くモテ世界

30歳、独身、彼女なし。ややイケメン。この「やや」がやっかいだ。昨今、読書男子がモテるというけれど、クラスではドッチボールのうまい男子がモテていた。そんなこと小学生時代からわかってた。

音楽

『チョコレート ドーナツ』~「あんたに興味はないよ」という女子の顔色~

「あの子の気持ちを、お前が勝手に決めるなよっ!」 それは私がかなり長いこと好きだった女の子に対して、 「あの反応じゃ無理かもなー」とうじうじこぼした時につれからもらった言葉である。 その言葉のおかげで勇気出して告白し、ついには付き合い今に至る…

『何もかも憂鬱な夜に』〜女の子に抱かれる方法〜

どうしてこうなった。と、女の子の二の腕の柔らかさを確かめさせられながら、私は困惑していた。 発端は2週間前。高校の同級生から数年ぶりに連絡が来た。「久しぶり、元気ですか?」とのメールだったので、「おお、久しぶり。割と元気じゃないよ」と返した…

『蘇る変態』~行き過ぎたフェチ~

大人数の集まりが苦手だ。 理由は2つある。ひとつは大人数で話しているときに会話に入れないこと。なんで皆あんなにポンポン会話に参加できるのだろう。学校で習ったっけ? というか、本当、みんなあれどこで習ったの? もうひとつの理由は、特に初対面で繰…

『ピーナッツバター』~シティボーイの左ふくらはぎ~

シティにはいけすかないチャリが多い。 ママチャリじゃなくて、あの荷物も載らないような、3点で重心を支えるいわゆる“クロスバイク”というやつだ。 私はシティボーイたちのチャリはいけすかねぇなと思いながら、この間クロスバイクを買った。しかも結構い…

『花吹雪』~雨上がりのアスファルトが嫌いになりそうなエロティックな香り~

4階から降りるエレベーターの中で、ひたすら女性に胸を押し当てられていた。 背中にぐいっとめりこんでいる。饅頭だったら割れているレベルだ。 彼女はそれまで合コンで一緒だったメンバーの一人だった。普通なら喜ぶべき場面かもしれない、だがそれどころ…

『マチネの終わりに』(第4回 スタパで恋は生まれるのか)

遅番で会社に着いて早々、上司から声をかけられた。 「そういえば朝イチで女の子からお前に電話あったぞ」 「誰ですか」 「いや、それがジム『ビートル』の関係者っぽいんだけど、お前の名前は知らなかったんだよ。ただ、『身長が174センチくらいでスラッ…

『つよがり』〜最強音楽プレイリスト「しっぽり」〜

急に姉とその友達(女性)を居酒屋に送ることになった。お願いをされてから女性が家に来るまで5分もない。「突発的なときにこそ男の真価が問われる」と亜門さんも言っていた。 女性が来る前に、15メートルほど先の駐車場に車を取りに行く。車に乗り込んだ直…

『ラブ・アクチュアリー』〜12月25日の朝。〜

朝目覚めると、熱は大分引いていた。前日はクリスマスイブだったというのに38度の高熱で寝込んでいたのだ。もう何年も前の話になる。 12月25日の朝。僕は卒論をするためにいつもの学食(の踊り場みたいなところ)へ向かった。よく友人と3人で勉強をし…