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三十路の図書委員、本棚から覗くモテ世界

30歳、独身、彼女なし。ややイケメン。この「やや」がやっかいだ。昨今、読書男子がモテるというけれど、クラスではドッチボールのうまい男子がモテていた。そんなこと小学生時代からわかってた。

『家守綺譚』〜安西先生、バスケがしたいです〜

悪い癖というか、謎の特殊能力がある。それは「一度読んだ本の内容を異常なまでに覚えていること」だ。友人はそれを面白がってくれるので「おォ~っとっとォ、ベン・ベックマン」と急に振ってくる。私は間髪入れず「『ONE PIECE』の59巻」と叫び、…

『貫かれた単純』〜15歳の煩悩〜

※下衆回です 「お前に俺の壁になってほしい」 高校1年生の昼休み、唐突に水本くんに言われた。今まさに机でお弁当を広げようとしていた私の手が止まる。なんだって? 私を“乗り越えるべき大きな壁”と見立てているのか? 「いや、お前の真反対の席に座ってる◯…

【おすすめ映画⑤】チェスターコートの罠

やってしまった。オシャレをしてしまった。とんだミステイクだ。私は大都会の大通りで立ち止まる。通行人が迷惑そうにこっちを見てくる。だかそれどころではない、私は間違って“オシャレ”をしてしまったのだから。 その日の格好は、白のセーターにベージュの…

『東京タラレバ娘』〜好きな人に髪の毛を切ってと言われたらどうしますか〜

『東京タラレバ娘』の主人公3人組(33)の1人が、好きな男に「髪型を変えて欲しい」と言われて、「若い頃ならしてたかもだけどもうしねーよ、ないわー」と3人組で飲むくだりがある。 私はそのマンガでいうところの“若い頃ならしていたやつ”を完璧に体現して…

『レヴォリューションNO.3』〜読書男子はモテるのか〜

昨今、読書男子なるものがモテるらしい。ただしイケメンに限る、という但し書き抜きで。それがもし本当なら大変なチャンスだ。本が好き過ぎて、司書になったのだから。私は早速、グーグルで「読書男子 モテる」と検索した(検索する時点でモテないよ、という…