三十路の図書委員、本棚から覗くモテ世界

30歳、独身、彼女なし。ややイケメン。この「やや」がやっかいだ。昨今、読書男子がモテるというけれど、クラスではドッチボールのうまい男子がモテていた。そんなこと小学生時代からわかってた。

ドラマ

『14歳』~肩におっぱい~

中学2年の夏、学校の渡り廊下で、 ふとしたはずみで僕の肩が若い先生の胸にもよんと当たってしまった。かなりがっつり。 謝らなきゃ! そうわかっていながら、 僕は恥ずかしさのあまり逃げ出してしまった。 代わりに心の中でこうつぶやいた。 「ありがとう」…

『こころ』~洒落た告白の仕方~

I Love Youを夏目漱石が「月が綺麗ですね」と訳した、というのは大分有名になったので知っていてもモテない。 正確には、まだ“愛”という言葉が日本に浸透してなかった頃に「我、汝を愛す」を訳した弟子に対し「日本人がそんなこというもんか、そこは君、『月…

『本日は大安なり』~お互い独身だったら結婚しようよ~

○○歳までにお互い独身だったら結婚しよ、というのは鉄板である。 私もいままで何人かの女の子とそういう話になったことがある。ただ、(私の周りの女の子だけかもしれないが)そう言ってきた子は約束の歳になる前に必ず結婚してしまうのだ。 悔しい。私は未…

『女たちは二度遊ぶ』~時差ボケの女~

真夜中に女の子から電話がかかってきた。 眠かったし、夜中の電話でいい内容だった試しはないから迷ったのだけれど、吉田修一の『女たちは二度遊ぶ』を読んだ直後でもんもんしてたので、電話を取った。 「もしもし」と女の子。そこから10分ばかし、女の子…

『神様のボート』~事実には簡単に行きつくが、真実にはなかなか到達しえない~

※知的です。 私は男と2人でラブホテルに行ったことがある。事実そうなのだが、真実はそこから想像されるものとは少し違う。 あるとき、友達(男女)4人で飲んでいた。宿泊予定のホテルに手違いで泊まれなくなったこと、その日は入試か何かで他のホテルが全…

『東京タワー』~東京という名の小宇宙(コスモ)~

「そういえばこの間○○くん東京にきたよ」 上京して8年になるMが電話口で言ってきた。東京には2度だけ行ったことがあるが、どうしても叶えられなかった夢がある。それは「東京タワー」を見ることだ。 「東京タワー」を題材にした小説は腐るほどある。今は…

『東京タラレバ娘』〜好きな人に髪の毛を切ってと言われたらどうしますか〜

『東京タラレバ娘』の主人公3人組(33)の1人が、好きな男に「髪型を変えて欲しい」と言われて、「若い頃ならしてたかもだけどもうしねーよ、ないわー」と3人組で飲むくだりがある。 私はそのマンガでいうところの“若い頃ならしていたやつ”を完璧に体現して…

『そして生活はつづく』〜僕は平匡さんにはなれない〜

4年前、僕は平匡はんになりたかった。矛盾しているのはわかっている。4年前はまだ『逃げ恥』は放送されていない。でも、それが最も正確な表現だ。僕のなかでは少し――いや、かなり違うが、「星野源になりたかった」と言えば、ちょっとは理解してもらいやす…